• テキストサイズ

DIVE TO BLUE 【気象系BL】

第2章 *:.。..。.:+・゚・✽:.。..。.:+・゚・✽


【切望と断絶】





決して振り返ってはならないと


自分自身に言い聞かせてた





潤を此処で手放さなければ

俺はまた、甘えてしまうから







やり直したいからって、



もうこれ以上、
回りを巻き込む訳にはいかない









「翔は……

俺を捨てんの…?」







震える声が

心を揺さぶる








いつも強気なアイツの、弱々しい顔が浮かぶ




"捨てる?"



……そんな訳ないだろ








もしも、あの時


俺なんかと出会ってなかったらさ……





お前は普通の家庭に引き取られて、幸せに過ごしてたかも知れない







もう今更、

あの時には戻れないから





せめて…、少しだけでも早く





潤、


解放してやるよ









.
/ 168ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp