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DIVE TO BLUE 【気象系BL】

第1章 ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚


【醒めてみる夢 2】





口元を手の甲で拭い、身体を起こすと

しっかり主張してる欲望に、グッと体重が圧し掛かる





ソファーに押し倒され、繋がった部分は、

熱を帯び、卑猥な音を立て始めた







「ッ……ハァ……」







漏れる声を飲み込むように


智くんの唇が、俺の唇を塞いで







応えるように、
舌を絡め吸い上げると


額に汗を滲ませ、


さらに腰を揺らす







首に回された腕に力が入り、


シャツが手繰り寄せられた







何度繰り返しても


覚めない感覚は


甘くて……切ない……







「ホント……

翔くんは……可愛いや」







イイトコなんて
当たり前にわかってるから


突き上げる度に締め付けて


どんどん俺を追い詰める








「ねぇ…
そんな辛そうな顔しないでよ」



智くんが、俺の眉間に触れ……


ニコリと微笑む









「大丈夫だよ。
俺がいるからさ……

寂しい時はいつでもおいで」

「さ…とし……くんっ、」











ああ……俺は、


いつまで捕らわれてるんだろ







「女なんか抱けなくってもさ、

……別にいいじゃん」







優しいセリフは


やっぱりアイツの笑顔を思い出させるんだ



少しずつ、薄れたはずだったのに……



どうして、

また、俺の前に現れた?









繋がったまま、


抱き合うように身体を起こすと


夢中で腰を突き上げた











もしも、


こんな俺を知ったら


お前は"久しぶり"だなんて、笑ってはくれないだろうね









押し寄せる欲を弾けさせる代わりに



未だに消えない想いに



今日も、鍵を掛けた







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