第13章 夏目くんと甘い王子※裏注意
春くんは艶やかに色気を含んだ声でそう言った。体が敏感になっている私はそれだけで全身に甘い痺れが走る。
でも私はその言葉自体にも反応した。
怜「は、春くん…その言葉って…ひゃあっ」
私の言葉が言い終わる前に私のパジャマをたくし上げ、めんどくさくて下着をつけていなかったので、2つの膨らみが露わになる。
春『下着は身につけていないんですね。期待してたんですか?』
怜「ち、違っ…やぁ!」
春くんは私の先端を口に含み、下で愛撫し始めた。音を立てて吸われる度に自然と甘い声が漏れる。時々強く刺激を与えられれば、ビクビクと下半身が疼いてしまう。
それに気づいたのか、春くんはニヤリと口角を上げてズボンの隙間から手を入れた。下着の湿潤を確認したその指はなんの躊躇いもなくぬぷっと私の中へ侵入してきた。
怜「あっ、そんなっいきなり…」
春『大丈夫ですよ、君の愛液がすんなり受け入れてくれましたから』
ゆっくりと私の中を動き回る指は次第に2本、3本お増やされて、私の弱い所を重点的に攻めた。グチュグチュと部屋に響く卑猥な音が私の羞恥心を煽る。
怜「やっ!あっ!も、もうっ!ああっ!!」
春『可愛い姫…もう迎えてしまったのですか?』
久々という事もあったとか、私は春くんの指で絶頂を迎えた。ずるりと指を引き抜いた春くんに、頭がクラクラしながらも私は呼吸を整えながら言った。
怜「春くん…前に…私のスマホ画面見たでしょ?」
春『さぁ?どうだったでしょうか』
怜「春くん…そのキャラ似合わないよ」
春「……」
私が悪気なく言ったその言葉が春くんの眉をピクリと動かした。そして春くんは突然大きな溜息をついた。
春「あのね、そんなの怜に言われなくたって分かってるよ。ただ…その…」
春くんはあーもー!と頭をぐしゃぐしゃと掻くと、小さな声で言った。
春「怜のやってたゲームのキャラにムカついたから…」
怜「…」
春「…だって俺と真逆のキャラでしょ?王子様って。そんなの…不安になるに決まってるじゃん」
春くんは目を伏せながら言った。