第5章 沖田総司の脇差※燭台切光忠R18
何度も光忠に満たされた後、光忠は私の頭を優しく撫でてくれた。
大きくて温かい手に私はついうっとりとしてしまった。
「私、そろそろ部屋に戻るね」
ここにきてから、どのくらい経ったんだろう。
乱れた着物を急いで整えていると、光忠が上衣を掛けてくれた。
「霧雨ちゃん、お腹が空いたらまた僕のとこにおいで?」
そう言って微笑む光忠は、これまでとちょっと違って見えた。
優しいだけじゃなくて、逞ましくて男らしい光忠。
大人っぽい色気みたいなのを感じる。
「うん、光忠ありがとう!また来るね」
光忠に手を振ると、私は部屋へと早足で戻っていった。
摘み食いのつもりが、お腹いっぱいになっちゃった。
そろそろ遠征から清光戻ってきてるよね。
「……ま、いっか!」
甘いものは別腹だし。
私、触ってもらえるの大好きだもん。
終