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想い~History~
第2章 〒 入学。
体育館に続く桜の木のトンネルをくぐり
私たちは体育館に入る。
心地良い春風の中。
長い長い校長のはなしを聞きながらうとうとする私。
「お前はバカか?寝るんじゃねーよ。」
は?誰?
「入学式早々寝る奴がいるか?バカ。」
「いきなりバカバカって連発しないでよ?てか、あんた誰?」
「あ、俺?俺は堺ヒロキ。ヒロキって呼べよ。」
「呼べよ。って…。呼ばないよ。」
私たちの出会いは最悪だった。
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