• テキストサイズ

想い~History~

第5章 〒 体育祭。


「あのさ、◯◯は、携帯持ってんの?」

「うん。持ってるよ?」

「じゃあ、アド教えてくんね?」

「えっ?」

「い、いや。何かと便利かな…と、思って。」

堺がとっさに目を逸らし、俯く。

「いいよ。アドレスは…」

ドキドキしながら、メモに私のアドを書く。

「はい、どうぞ。メールしてね!」

「あ、ありがとっ。てっ、てか、勘違いとかすんなよ?便利だと思っただけだしっ…。」

「別に勘違いなんか、してないよ!」

違う。

「そっちこそ、変な事考えすぎっ!」

違う。違うから。こんな事が言いたいんじゃない。
/ 37ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp