第4章 〒 助け。
約一週間のリハビリが終わり
今日から学校に行く。
松葉杖だからお父さんに車で送ってもらう。
友達はみんな、
「◯◯‼大丈夫だったぁ⁈本当に、入学早々なにしてんの(笑)」
なんてツッコんでくる。
身体はまだ不自由だけど、友達の助けを借りて、一日はつつがなく終わろうとしていた。
掃除時間になった。
みんなは机を後ろによせて、それぞれの掃除場所に行く。
さて…わたしも掃除…。
あ。無理だ。足が不自由で、松葉杖だし…机がよせられない。
「おい。早くしろよ。」
後ろの男子が怒鳴る。
怖い。怖い。
私は涙か出るのを必死に我慢した。