第3章 ✩story2✩ カッコいいお風呂の入れ方
_フジテレビ楽屋
「まさかちゃんと一緒にお仕事できるなんて俺嬉しいよ♪」
「タマ、今までにない笑顔……(苦笑)」
太輔は若干引き気味で裕太を見ていた。
「今回のテーマは、“カッコいいお風呂の入れ方”です。」
「っちょ、過激すぎません?(汗)」
冷や汗をかく宏光をよそに……
「一緒に入るのもアリ!?」←
「え゜!…ぁ、あぁそれは……みなさんのセルフプロデュースなので……」
「「「玉森っ!!」」」
裕太はどうやら一緒に入る気?らしい……
「シチュエーションとしては……
お風呂に入りたがらない子供をお風呂に入れさせるというものなので……
お風呂に入れさせることができるのなら何でも……」
「ようは子育てと一緒だな。これは完全に俺有利~♪」
「ミツになんか負けないよ!俺が勝つんだもんね!」
「「「お前は完全に下位だろっ!!」」」←
裕太に一斉に突っ込むキスマイメンバー。
「ひどっ!ねぇねぇスタッフさん!」
「ぁ、はい……」
「ちゃんのサービスショット的なのある?♪」←
「「「だからお前はなぁ!(大汗)」」」
「お、お風呂に入れさせるまでなので……基本はないかと……(汗)」
(小学生相手に何を考えているんだコイツは……汗)←
スタッフも呆れる始末であった。
その頃のは……
「じゃあちゃん、これはざっくりとしたシチュエーション。」
「……これ言えばいいの?」
「そっ。あとはキスマイのみんながやってくれるから大丈夫だよ。」
「わかったの。」
別スタッフにレクチャーを受けていた。
「……向こうはまだ揉めてるなぁ(苦笑)
ちゃん、いちご食べるかい?」
「食べるの♪」
スタッフからいちごを貰う、すっかり現場に馴染んでいた。
そして撮影は順々に進み、あとは結果を待つのみとなったメンバーたち。
撮影から数日後、みんなは自信満々で収録に臨んでいた。