第5章 猫と俺 【フェンリル視点】
コンコンっ
「おーい、レイ。いるかー?入るぞー。」
部屋の中に入ると、
レイはベルを抱きしめて寝ていた。
気持ちよさげな寝顔を見ると
起こすのを躊躇いたくなるが、
おっさんの拳骨をくらうのはごめんだ。
「悪ぃなベル、ちょっと退けてくれ。」
ベルを退かし、レイに直接話しかける。
「おい、レイ…レイ…起きろ。」
「ん…、べ…ル…?」
「うぉっ…!?」
こいつ、俺がベルだと思ってるな。
寝言でベル、ベル言ってやがる。
「お、き、ろ!」
「ん…お前……可愛い、な…。」
ちゅ…
こいつ…っ!キスしてくれんのはいいが、
ベルだと思われたまんまなのは困る。
自分から口付けて、舌をねじ込む。
「ん…っ、ふ…ぁ……っ!!」
胸に軽い衝撃が起こり、唇を離すと
真っ赤な顔で涙目にしたレイが
俺を睨みつけていた。
「お前、なにしてんの…。」
「レイが起きねぇからだろ。」
「ベルもいねぇし…。」
我ながら馬鹿らしいと思う。
でも、レイがベル、ベルと
言ってることが気に食わねぇ。
なんかイラッときて
ベッドの上でレイをおさえつけた。
「は?なんだよ…。」
「最近してねぇし、やらせろよ。」
「ふざけんな…っ!///」
その割に抵抗してねぇよな?
こういうこと、望んでたんだろ。
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「っぁ、やぁ…っ、ん…っぁぁ!」
「またイったのかよ。淫乱キング様。」
「お前の、ぁん…せいだろ…!///」
「漏らさねーように、こうしとくか?」
「は…?おい、やめろ…!」
手首に巻き付けてあった青いリボンを
レイのモノの根元に巻き付けきつく縛る。
「やめろ…外してくれ…!」
「断る。」
「ぁぁっ、んぅ…ぁぁあっ!」
尚更、よく締まるようになった。
何度も何度も奥を突き上げる。
「フェンリル…ぅ。イキたい…!///」
「我慢しろよ。」
「イかせて…っ。///」
「………仕方ねーな。」
しゅる…っとリボンを解くと
すぐに震えて白濁がはき出された。
そして、レイは仰け反ってから
ベッドに突っ伏した。