第5章 第三次忍界大戦
『戦争?』
私たちがいつものように朝ご飯を食べていると、父から急にそんな話をされた。
「ああ。」
父さんはそう言うと、深くため息をついた。
「父さんも行くの?」
「ああ、..そこでだ。」
「お前たちも一緒に来るか?」
「『え?』」
え、いいのか?私たちまだ4歳だよ?大丈夫なの?
「あなた..!いくらなんでも危険すぎるわ!」
「ああ、俺もそう思って言ったんだが、里の上層部が俺の子供がどこまで戦えるか見たいと、」
おい、上層部..どうなってんだ、この里は
「だが、俺も無理に連れていこうとは思わない。お前らがもし、1度実践を経験しておきたいというのであれば連れていこう..」
父さんはそこまで言うと私とイタチの目線に合わせるようにしゃがみこみ、私たちの顔を交互に見た。
「どうする?」
私は反射的にイタチの方を見た。イタチもこちらを見ていて、バッチリと目が合う。そして、二人同時に頷き、父さんをみて、一言言った。
「『行く』」
「そうか、それなら上層部にもそう伝えておく。」
父さんは私たちの頭に手を置き、少し微笑みながら言った。
「行くのであればお前たちも命がけになる。俺もできるだけお前たちから離れないし、守りながら戦うが、ずっと俺が守れるわけではない。その時は自分の身は自分で守れるか?」
『大丈夫、』
「うん、」
「よし、」
「...」
『母さん..大丈夫だよ。』
「...父さんから離れちゃダメよ?二人とも、」
「うん、わかってるよ」