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愛し愛された者 [NARUTO]

第12章 木ノ葉へ


イルカ先生に怒られているというのに全く聞いていないナルトを見て、肩を震わせる。


(『あの子面白いね』)


「?...ナルトのことか?」


(『ナルトっていうんだ』)


知らないふりをして納得したように小さく頷いた。


「まあ、見てて飽きねぇやつではあるな」


(『そっか』)


ナルトとシカマルはこの頃から仲が良かったようで、何だか安心した。


ナルトは一人でいるところしか見たことなかったから


「とりあえず席につけ!!」


そう言われて拗ねたように階段を上がってきたナルト。


途中、私を見つけてピタリと動きを止めた。


「誰だってばよお前!?!?」


「新しく来たクラスメイトだよ、昨日連絡あっただろうが、めんどくせー」


大声で叫んだナルトに素早くツッコんだシカマル。


(『冬野雪です、よろしく』)


「おう!俺はうずまきナルトだってばよ!!」


ところで、何でお前紙で会話してるんだ?と聞いてくるナルトをとりあえず席につこう?と宥める。


相変わらずのご様子で...


思わず苦笑した。
















私が紙で話す理由は人見知りで話すのが苦手だからということにした。


子供なら信じてくれるだろう...


一時間目に質問タイムという名の拷問を受けたが何とか乗りきった。


そのときもずっとサスケは不機嫌そうに外を見ていた。






何だか...様子がおかしい気がする...


態度が...とかじゃなくて..顔色が..


具合でも悪いのだろうか?






後から様子を見に行こう。





木ノ葉で住む家はアパートでサスケの部屋の隣。


3代目が色々仕込んでくれたらしい。



ジーッとサスケを見る。



何だか辛そうだな。



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