第12章 木ノ葉へ
しばらく皆と話していたが、イタチが二人で話したいと言ってきたためイタチの部屋に行った。
部屋に入った途端先程のように抱きついてきたイタチを今度は正面から受け止める。
『..身長伸びたね、イタチ』
「姉さんも伸びただろ」
イタチと私の身長の差は前とさほど変わらない。
お互い同じだけ伸びたということだろう。
さすが双子...
二人でベットに座り、3年で何があったかを報告しあった。
私は、アズサの事を詳しいことは伏せて話した。
「男か?」
『んー...多分?』
「.....」
アズサに性別なんてあるのだろうか?そんな事を考えて曖昧に答えるとイタチは不機嫌そうに私を見た。
『まあ、それは置いといて..イタチは?』
私がそう聞くと、イタチはずっと暁の任務を行っていたらしく、別に面白いことはなかったと言った。
「..けど、任務中に綺麗な場所を見つけたんだ...」
『ほんと?私は美味しい甘味屋さんを見つけたの』
「そうか...なら、今度一緒に行こう」
『うん..イタチが綺麗な場所だって言うなら間違いないね』
「感性も似てるからな」
その言葉を聞くと、小さく笑い、ソッとイタチにもたれ掛かった。
イタチはそんな私の頭を嬉しそうに撫でてきた。
やっぱり...イタチの側が、一番安心できる。
『イタチ、今日は泊まっていくね、いっぱいお話ししよう?』
「ああ、」