第11章 管理人と特訓
「まっ、何となく事情は分かったな...」
よく分からないところもあるけど..と、シスイは頭をかきながら言い、テーブルに置いてあったお茶を飲んだ。
『...そうだね、』
私の側に置く置かないは別として...
何故私がこの世界に来たのか、写輪眼以外の血継限界?であるチャクラの五大性質変化を操る能力、まあ、これはあんまり使ったことないけど...それと、何でも何故かすぐにできてしまうチート級の吸収力の早さ、
納得した...
ため息をつきながらそう考えていると、シスイが急に、ん?と声を発した。
『?、どうしたの?』
「...いや..この話って結構重要な話だろ?」
「はい」
「部外者の俺が聞いてもよかったのか?」
『.....確かに、』
こういう話って本当はあまり人に知られてはいけないんじゃ..
「...あなたは、ツバキ様の事を..本気で大切に思っています」
シスイの質問に、微笑みながら答える。
「それに、貴方は今、死んだことになっている、言っても問題ないと判断しました」
つまり..シスイは信用に値する人間だ..と、
イタチがいるときに言わなかったのは、死んだことにもなっていないし、これからまた原作に登場する機会が多いから..かな?
『とりあえず、貴方の事、貴方の知っている事を全部教えて』
「はい」
それから、男の人は、私たちに淡々と自分の事や、自分が知っているできるだけの事を話してくれた。
どうやらこの人は、これから起こるすべての事を私と同じように知っているらしい..というのも、私とこの人は何処かで繋がっているらしく、記憶の共有という言葉がしっくり来る。
それと、この人と私は記憶だけじゃなく全てが繋がっており、どちらかが死ねば片方も死ぬ、という運命共同体らしい..
それを聞いたときは何だか複雑だった。