第5章 冬「明結が僕の物になる話だよ」明「違う‼︎」
狭いから私はその誰かに抱きしめられる状態となった
ぎゃーーー誰?誰?
人に抱きしめられてる⁉︎嫌だーーー‼︎
ガンガンガン
こんな狭いところに長時間人と密着した状態でいてるのは無理!
と、いうことで相手の足を蹴る
「痛っ、痛い!やめ、痛い!明結さん助けたんですからやめてください」
あれ、この声って
明結「威土弟?」
冬「なんですか威土弟って呼び方。あ、後、そんなに暴れたら先生にバレますよ」
あぁ、そうだ‼︎先生にバレないようにしないと2時間も説教は嫌だ!
それに今みつかったらこいつも一緒に2時間の説教‼︎絶対の絶対に嫌だ‼︎!
冬「でも、見つかったら2時間ずっと明結さんといられるって言うのもいいですね」
明結「私は絶対ヤダ‼︎!」
冬「ふふ、そうですか?じゃあ、もう少し静かにしていてくださいね?」
うっ、確かにさっきは怒鳴ってしまった、、、、
明結「それにしてもこんなに引っ付かないでいいでしょ離れて」
冬「んーー嫌だ」ニコッ
な!そこを笑顔で言うか⁉︎
明結「なんで笑顔なんだよ‼︎」
冬「明結さんを抱きしめられるのが嬉しいからです」
明結「はぁ?だいたいn……んぐっ」
私が話してる途中でいきなり手で口を抑えられた
何がしたいわけこの人は⁉︎
明結「んん?んんんんん!」
冬「しぃーー、見つかっちゃいますよ?」
えっ?
ザッザッザッ(歩く音
静かにしていたら隣を先生がギラギラした目を動かして歩いて行った
危なっ‼︎あのまま私が話していたら絶対ばれてた!
冬「ふぅ、よかった。バレずにすんだみたいですよ」
明結「あ、ありがと」
一応助けてもらったしお礼を言わないほど人間くさってるわけじゃないし