第7章 「おはよう。さようなら。」
〜山峰〜
山「何があった?」
気になる…
あぁ?何でこんなにこいつの事が気になるんだ?
別に俺が気にしなくてもいい事だろ?
いや、普通は気にするのか?
おい!誰か教えろ‼︎
…って返事が返ってくるわけねぇーか
自分でツッコミいれてる俺がガキみたいだ……
明結「ううん。グスッ、何でもない……お腹空いた……グスッ」
山「っ‼︎何でもねぇーことないだろ‼︎いつもは泣かねぇー事で泣いてんじゃねぇーか!」
嘘をついて俺から離れようとした明結の肩をつかみ目をみて怒鳴る。
山「お前の言ってる事が嘘ってことぐれぇーわかんだよ‼︎教えろよ!何を隠してんだ!」
目の前には驚いたような、何かに怯えてるような明結の顔がある
抱きしめたい。こいつは俺が守りたい。
山「助けてやるよ俺が。お前の事気になるから……」
ギュウ
強く、強く、お前が逃げねぇ〜ように抱きしめる。
小さいこの体にどんな事を抱えてんだ?
助けてやるから教えろよ……