第5章 入学ッ!
持久走
「ヨーイ……スタート!」
『ダッ』
全員が一斉に走り出す
それに負けぬようにわたしは全力で走る
そう、みんなが先をみてペースを考えているなかわたしは『全力』で走ったのだ
(…そろそろだそう)
集団から抜け出したわたしは体に少し力をギュッとこめた
すると背中から翼とはいえないかわいらしい大きさの『妖精の羽』をだした
みわを追っていたクラスメイトたちは突如はえた羽に目を開いていた
緑(飛行系の個性だったのか…だったら今までの種目で個性が使えなかったのにも納得がいく…)
麗(か!かわええ!!)
切(おお!!来露の個性って羽だったんだな!なんか…来露っぽい個性!)
轟(よくその羽だけでここまできたな…)
爆(あいつは羽だけじゃねぇ、まだある。)
ただいま50メートル地点通過
走りはじめてから7秒弱