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すすめ*ひかれ 【ヒロアカ】

第5章 入学ッ!


体操服に着替えながらイレイザーさんに初めて会ったときのことを思い出す


あれは…私が五歳のとき


個性の発現がまわりよりおそかったみわは親族から無個性だと思われていた

だが、みわにはちゃんとした『妖精』という個性があったのだ

この個性が発現したのはみわが五歳のとき
一生忘れることのできない、みわにとっていろんなものを失ったあの日だった



その日、来露家を敵が襲った

そう、そのときだった…発現させたのは


敵がみわのいる子供部屋をひらくと同時にみわは個性を発現させたのだった…!
奇跡ともいえるだろう
この『妖精』という個性で体が小さくなったからこそみわはたすかったのだ

その後、みわを探していた敵はパトカーの音を聞き家を出ていった


警察たちとヒーローが家にやって来たらしい
みわの姿を探す声が聞こえる

それに対して「ここにいます!」と声を出そうとするが恐怖からか声がでない
なら、元の大きさに戻ればいいと思っても、発現したばかりの個性…扱い方がわからない

敵に対する恐怖からこのまま誰にも見つけてもらえず死ぬのではないかという恐怖にかわっていく

(どうしたらもどってくれるのっ!??)
そう考え、試行錯誤しているとまた新たなヒーローらしき人の声が聞こえた


ガチャガチャ
といろんな部屋を開けていく音が聞こえる

(もし、このへやの扉が開いたとしても私は見つからないっ!かんがえろ自分!!)
そう考えたところでみわのまわりにあるのはみわの10倍の大きさはある人形たち

だんだんと自分のことを見下ろす人形も怖くなってきた

(もう、どうしようもないのかな…)
そう思ったときだった子供部屋の扉があいたのは

ガチャ

入ってきた自分の100倍はありそうな人を見上げるとほんとにヒーロー??と思ってしまう見た目をしていた

そのヒーロー(?)は部屋の床をじっと見た

すると不思議なことにどんどんみわが元のサイズに戻っていく

「!?」
「見つけた」

自分の1.5倍くらいのサイズになった目の前にいるヒーローを見て、みわは大粒の涙を流し、頭を撫でられながら(ほんとにヒーロー?ってうたがってごめんなさい)と思った




その後に声も出るようになったが、すぐに個性が暴走してしまうため小学校に入るまでの一年間はイレイザーさんとよく稽古をした







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