第4章 お兄様の秘め事
このお金は私のかなり高いお小遣いから出されるものだ 、両親は関係ない
ミアはこの歳で金を貯めるのが好きなようだ、だから金はたんまりと持っている
四年間続けてコツコツ貯めたお金は下手をすればバーデン男爵なんかの財産よりもある
私の足は勝手に動いていた
「少年は何がなんでも、私が買い取ります」
暗殺なんてごめんだ 。
エスト様が死ねば、グリフィスト様を悲しませる。
そんなのグリフィスト様の友人として見過ごせません
いつの間に、私は関わりたくなかった相手にここまで、こだわるようになったのか
グリフィスト様の存在は私の中で大きい存在だった。
周に二日も空けずに私のところに通ってきてくださる彼に感謝がある。
少しでも、役に立ちたいのだ