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竜胆の花【文スト ヒロアカ カゲプロ】

第1章 向日葵と薔薇


カチャッ
「とりあえず朝飯食うか」
「はい」
ヤバい胃がキリキリしてきた。
「あー、昨日の、事だけどな、えーと、後悔してるか?」
やっぱりその話題かぁ。
「全く」
これは本音だ。でも、中也さんが後悔しているなら嘘になる。
「そうか...それで、な。こんな事になってから言うのも何なんだが、菜那、俺と結婚しねぇか?」
「ブフォアッ!!ゲホゲホゲホッ」
え、ちょ、コレどういう状況?何故にこうなった感半端ないんだけど。スープをふいたせいで軽い喘息の発作をおこしてしまい、中也さんに背中をさすられながら考えるも、全く訳がわからない。
「手前のことは引っ越してきたときから惹かれてた。でも、今は...」
「手前のことを愛してる。俺と結婚してくれ。ポートマフィアの幹部だし、心配させるかも知れねぇけど手前のことはぜってぇ俺が守る」
あーもう。
「さっっきからおとなしく話聞いてれば俺が俺がって!いちいち五月蝿いんですよ!」
中也さんが何かを言おうとした瞬間、私は彼の口をふさいだ。
「私は貴方が私を愛してる以上に貴方を愛してます。大ッ好きなんです」
「お、おい菜那、1回俺の話聞けって...」
「聞きません!私だって中也さんのことを支えたいです。...その、妻として」
我ながらよくもこんな恥ずかしいことを言えたなという気もするが、まぁいいか。
「本当にいいんだな?」
「もうそろそろ怒りますよ?」
「じゃあ、よろしくな菜那。...って言っておわらせたいのは山々なんだがなぁ、さっきの[私の方が愛してる]ってのは聞き捨てならねぇなぁ。可愛かったし萌えたけど。うやむやにしたくもねぇし、今から確かめようぜ?」
ま、まさか...
「えーと、ど、どういう方法で...」
「手前、わかってんだろ?じゃ、シようぜ?」
「さ、昨晩やったばっかりじゃないですか!」
「手前が後悔してねぇったんだろうが。...楽しもうな」

嫌がりながらももう一度。
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