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【ハイキュー裏】叶わなかった恋

第2章 カーテンの掛かる窓




「こーし…………」



紗奈は身体の向きを変えると、カーテンの掛かる窓に視線を向けた。


紗奈の部屋の見える窓に────。




「どしたぁー?」
「孝支、あそこだけカーテン締まってるね……」
「……そだな」



俺は紗奈の髪をクルクルと弄る。




「孝支……よく私の部屋、見てるよね……」



「…………そ、だな……」




分からないように明かりは消していた。
それでも紗奈からは見えていたんだ──。



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