第6章 愛のあるセックス
「ここ、気持ちいの?」
「やっ、ちがっ……んっ……」
紗奈の顔を見上げながら問いただす。
いやいやと言いながらも、乳首の硬さが増していく。
もう片方の乳首も摘んだり引っ張ったりして刺激を与える。
「やっ、こ、しっ……だめっ……」
胸を鷲掴み、乳首を吸い上げる。
何度も繰り返し刺激を続けていくと、次第に紗奈の呼吸が荒くなる。
「こっ、し……ダメ、なんか……変、なるっ……」
「変になっちゃえよ?」
俺の頭を引き剥がそうと、頭に手を添えられるがその手には力が感じられない。
「こーし……やっ、もっ、なんか、きちゃっ……やっ、やっ、だめっ!! こっ、しっっっ!!!」
ビクビクっと痙攣し、一瞬頭に添えられた手に力がこもりすぐに脱力した。
「紗奈、気持ちかった? すげぇイキっぷり♪」
はぁはぁと肩で息をする紗奈。
「わ、たし……今……イッたの……?」
トロンとした瞳で問う紗奈。
「イッたんじゃ……ないの??」
俺の頭に?が浮かぶ。
「よく、わかんない……でも、何かビリビリって感じのがきた……そしたら、力抜けた……」
「もしかして、イクの、初めて……?」
「多分……」
頬を赤く染め、紗奈はそう言った。