第6章 愛のあるセックス
俺は紗奈を後ろから優しく抱きしめた。
ビクッと反応したが、静かにそれを受け入れてくれた。
「紗奈……、嫌だったら、ちゃんと言えよ?」
「うん……」
振り返った紗奈と再びキスを交わす。
どちらからともなく舌を絡め合い、貪るように互いを求め合う。
口内に収まり切らない唾液が口端から溢れ出す。
唇を離し、瞳を開ければ紗奈もまた同じようなタイミングで瞳を開く。
思わず見蕩れてしまう程に艶っぽく、色気のある表情。
「孝支、顔赤い」
「うっせ!」
あまりに美しく妖艶な姿の紗奈。
俺は再びキスをした。