• テキストサイズ

色々彼氏 。【短編集】

第5章 【幼馴染】×【取り合い】


「もう、2人共どうしちゃったんだろ…。」



あの後、2人で気まづくなったまま学校へと付いた。



「雨衣、見つけた。」



肩をぽん。と叩かれる。この声は蒼依だ。



「…蒼依。」



「空になんかされた?」



「蒼依が言えることじゃないでしょ!」



私がはぁ、と溜息を付くと、蒼依は言った。



「空も、お前に選んで欲しいんだろ。」



珍しく真面目な表情の蒼依。
いつもの余裕そうな表情とは裏腹な表情に、私は少し格好いい。なんて思っていた。




「…これが最後のアピールだ。」




「好きだ。雨衣が。空は親友で、でも…雨衣だけは譲れない。…だから俺を選んで欲しい。」

/ 265ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp