第6章 6.はじめまして
今日は、あんまり寝れなくて
髪型も下ろしたまま。
ママも朝から仕事でいないし、
『いってきます……』
智くんも今日は来なかった。
早朝補習なんだって、
受験生だからね、
あの女の子も一緒なのかな?
二宮「あ、おはよ」
『……二宮くん、おはよ』
二宮「あれ、今日うるさくないのね
しかも髪もテンション低くないです?」
私の髪をサラッと触る二宮くん
そんな二宮くんは少し色っぽい顔で、
『変態』
二宮「はい?」
『うそ、行こ』
二宮「なによ、今の…」
ちょっとドキドキした自分がいて、
涙が出そうになった。
なんで……だろう。