第1章 ∞ black eight
「不安やな」
「たしかに酔うと危ないけど
侯くん助けてくれるでしょ?」
「おん」
侯くん いつもより素直?
なんだろ、怖いな
「なんやねん 疑ってるんか?」
「別に なにもないよ
素直すぎて怖いだけ(小声)」
( ムニッ )
「いひゃい ひみふんにゃにすりゅの
( いたい 侯くん なにするの )」
「なんか言ったか自分」
すぐ手 話してくれたけど痛い
「今日侯くん いつもより
優しくてこわいなって思っただけ」
「おれやって 素直になる
ときぐらいあるって」
「もー、褒め言葉だよ?」
「どこがや」
「ふてくされないでよ
ごめんね、侯くん」
「ふてくされてへん
もう行くで」
「うん」