第1章 オフ会、しません?
「いいだろ。ここ」そう自慢げに湊はいう。
どうやらここは屋根裏部屋のようで広さもそこそこありそこにはたくさんのプラスチックのはこがあり丁寧にグッズの種類やジャンル等に分けおいてある。
「こんなところがあるなんて知らなかった。」そう私がいうと「俺も中学卒業前まで知らなかった。親父にいわれて初めて知ったっつの。」と湊はいう。
中学卒業前は自分がすごく辛かった時期で思い出したくもないがその時湊はこんな夢のような場所を見つけたんだと思うとうらやましかった。あの当時は湊も辛かっただろうなと思い出してしまう。
しばらく屋根裏部屋にいると湊は「本当に気持ち悪いとか思わないか?」と聞く。
私は「思わないよ。人の趣味にどうこう言わない。それに素敵な趣味じゃない?私と一緒で。」そういった。
すると「そうか。」といって梯を下りていってしまう。
私も追うように梯をおりた。
下へ下りるともう時刻はあっという間に夜の7時で私は「もうそろそろ晩御飯だしかえろうかな。今日おじさんとおばさん遅いようなら湊も一緒にご飯食べる?」といった。
すると「じゃあお邪魔すっかな。」そう湊がいったので私たちは広げていたものを片付けていつものように一階の仏間へと向かった。