第4章 秘密の特訓
月曜日。
「あ、龍!香!おーす!」
朝練が終わり、龍と教室に向かってると後ろから元気な声が。
振り向かなくてもわかる。
『夕、おはよー!』
龍「お、ノヤッさん!なんか久しぶりだな!」
夕「そだな!部活行ってねーとなんやかんやで会わねーな!」
龍「あとちょっとで復帰!楽しみしてるぜー、ノヤッさん!!じゃあ香はまたあとで」
『ん、またね!』
龍は自分の教室へ。
『ねぇ、夕。また痣増えたね?』
夕「にっしっし、みんなには秘密な!」
『今度わたしも行きたい!』
夕「別にいいけどよ…つまんねーぞ?」
『いいのいいの、秘密の特訓にわたしも参加するわ』
夕「つか、香に知られてる時点で秘密じゃねーじゃん!」
『えー?そうかねー?で、いつなら行ってもいいの?』
夕「んー…今日?」
『お、さっそく!いくいくー!』
夕「マジ?じゃあ、部活終わったくらいに学校むかえにいくな」
『うん!楽しみー♬』
夕と2人で笑いながら教室へ入った。