第13章 合宿 最終日
念押しされてブンブンと縦に頭を振る。
潔子先輩はその様子を見て納得したような顔をした。
夕「潔子さん!!もう一回!今のやってください!香…いや、むしろ俺に…!」
そういう夕の手にはスマホ。
後ろでキラキラした目で見てる龍。
冷ややかな表情で潔子先輩が夕を見た。
その視線でも、見つめてもらえたことが嬉しかったのか夕は拝んで…
呆れた潔子先輩は先生に向き直る。
潔「先生、始めてください」
武「あ、ハイ!伝えてきますね!」
パタパタと走ってスタートを伝えに行く。
そして、やっと試合が始まった。