第12章 合宿4日目
『あ、大地先輩!おかえりなさい』
大「ん、ただいま。どした?月島の背中押して」
『元気なさそうだったから、背中押してパワーあげてるとこ』
大「それいいなー、俺にもやってよ」
『大地先輩は元気そうだからいい!蛍だけねー』
そう言われ、僕はニヤリと笑ってキャプテンを見た。
香さんにはわからないように、若干イラっとしたような素振りを見せたけど僕も見て見ぬ振り。
大「午後もビシバシいくからな」
「はーい」
『明日は試合だから頑張って練習だね!』
もちろんそんな意味ではないけど、僕は「そうだね」と笑った。