第11章 合宿3日目
店「お待たせいたしました」
ドリンクを受け取り、わたしたちは席へ戻る。
クルクルストローで混ぜて一口。
『あー…おいしー!生き返る…!』
岩「大げさな。そんな美味いのか?」
『うん!一口飲む?』
“はい”ってコップを渡そうとした瞬間、バン!!!と窓を叩かれた。
『ぅわっ?!!』
岩「っと!!」
思わずこぼしそうになったのを岩ちゃんが助けてくれた。
『なに?いま…の…』
岩「……はぁ…」
顔を上げると、そこには引きつった表情の及川さん。
岩ちゃんがため息つきながら、頭を抱えた。