第1章 はじまり
澤「こういう奴ら嫌いじゃないって言ったろ」
龍「言いましたけど、関わるのはめんどいです!」
澤村先輩がわたしをチラッと見た。
その視線の意味がわかり、わたしは澤村先輩に近づき、手を口元に持っていく。
澤「なぁ、神山…問題児を牛耳れんのは、田中くらいだと思わないか?」
『思いますよー。だって龍は面倒見いいし、何せ先輩だもん!』
チラチラ龍を見ながらヒソヒソする。
龍「っしょぉぉがねぇなあああ!!!やってやるよ!」
ニヤニヤしながら2人の元に行き、背中をバンバン叩く。
澤村先輩とニヤッと笑ってコソッとハイタッチ。