第10章 合宿2日目
朝みんなより早く起きて身なりを整える。
そして食堂へ向かった。
昨日夕飯作った時に簡単に下ごしらえしておいたからすぐに朝ごはんができる。
『昨日…楽しかったなぁ』
自然とそんな言葉が口から出てきて思い出し笑いをする。
昨日の夜、旭先輩が枕に襲撃され、その後から枕投げが始まる。
全力でやるもんだから楽しくて仕方なかった。
わたしが当てられそうになると誰かしらが飛び込んできて代わりに当たってくれるし…でも何発か当てられたけど。
そして、消灯時間には疲れてみんな爆睡。
もしかしたら緊張で眠れないかもしれないってのに気付いてくれたから枕投げが始まったのかもと思った。
そうやって気遣ってくれる人がいることがとても嬉しかった。