第9章 GW合宿スタート
ガチャっと部屋を開け、電気をつける。
荷物の整理をしつつお風呂セットを出そうとカバンに手を伸ばしたその瞬間、ぽとりっと音がして足元をうごめく感じがした。
『〜〜〜〜っ!??ひゃーーー!!!』
パニックになり声を上げると、その声を聞いてかバタバタと足音が近づいてくる。
そしてバンッと扉が開き、大地先輩が入ってきた。
澤「神山!どした!?」
『だっ大地先輩ー!!』
思わず抱きつく。
澤「…っ!どうした?何があった??」
大地先輩は落ち着かせるように背中を撫でる。
大地先輩の後ろには、旭先輩・夕・龍・日向がいるのに気がついたけど、でもそれどころではないわたしは、震えを抑えながらもさっき自分がいた場所を指差す。
『む…っ』
旭「む?」
『ムカデ!!!』
旭「!!」
旭先輩はそれを聞いてどこかへ走って行った。