第9章 GW合宿スタート
たわいのないことを喋ってたら、あっという間に学校に着いてしまった。
おにいちゃんは、気を利かせて学校の門から少し離れたところに車を停める。
『おにいちゃんありがと。すごく助かったよ』
わたしはそう言いながらシートベルトを外す。
おにいちゃんは後部座席に置いてあった荷物を取ってくれた。
兄「ほい」
『何から何までありがとー!』
兄「じゃあ、頑張ってな」
おにいちゃんは頭をひとなでしてニカッと笑う。
『仕事頑張ってね』
兄「ん。いってきます」
『いってらっしゃい』
わたしは手を振って車を見送った。