第5章 日向の乱
『わー、たなかセンパーイ(棒)』
先輩って呼ばれたいだけじゃないか疑惑があるから、わたしも呼んでみると案の定そうだった。
龍「ちょ、お前は棒読みすぎな!もーちょい可愛い声で言ってみ!そんで龍先輩って!」
『えー?そもそもわたし後輩じゃないし…』
悪ノリする龍。
まぁ日向もなんとか調子戻ったっぽいし…
そう思って頑張ってやって見る。
『龍先輩っ…?』
龍「!!!」
澤「!!!」
菅「!!!」
蛍「……チッ」
頑張ってやってみたものの、誰も反応しない。
みるみる顔に熱がこもるのがわかる。
『……え、なんか反応して…?〜〜〜っ恥ずかしいじゃん…!き、潔子先輩ー!!』
潔「ん。よしよし。可愛かったよ、香ちゃん」
潔子先輩に抱きつき頭を撫でてもらってると、ビシバシ音がした。
龍「いてっ!!!」
顔を上げるとにこやかーに笑ってる3年2人がいた。
『?』