第5章 日向の乱
周りが笑ってる間、ゆらりと影山くんが日向に近寄る。
澤「あっ、オイ、影山っ」
日「まままま待て、話せばわかるっっ!!」
日向のその声以降離れすぎて聞こえない。
笑いすぎて涙が出てきたから、涙を拭きながら様子を見る。
日向からは尋常じゃないほどの汗が吹き出ているようだ。
スパァン!!!
影山くんが、左手で自分の後頭部を叩いている。
何度も何度も…
それを見てまた笑いがこみ上げてきたけど、澤村先輩がジッと見てくるから我慢した。えらい、わたし。
影「とっとと通常運転に戻れ、バカヤローッ!!!」
日「…………アレ?今の“ヘマ”はセーフ⁉︎」
影「?何の話だ」
日「!!!?」