【イケメン革命】月小屋続編◆返還の祭典【R-18】
第11章 5th night【ゼロ】R-18
Zero side--------
「あぁっ……あっ、あっ、ゼロぉ……っ」
まさか、レイアがあんな風に
ゼロ自身を欲しがるとは思わなかった。
しかしその時の
熱を帯び恥じらいながらねだったレイアの顔は
ゼロの理性を粉々に砕いた。
ゼロははち切れそうになっていた己自身を蜜壺にあてがうと
そのまま奥まで沈み込ませた。
あふれる蜜を掻き分けて貫いたゼロ自身で
かき混ぜるように律動を始める。
「んぁっ、や……っ……あぁっ……あっ!」
肌と肌がぶつかり合い、止まらない蜜が水音をどんどん大きくしていく。
白い肌を汗が伝い
紅潮した頬に髪が張り付き
愛おしさがこみ上げてくる。
欲深い自分の分身が
守りたいと願っていた人の中を犯し
甘い嬌声を上げさせ
どこまでも、おちていく。
境界線が曖昧になった部分が擦れるたびに
レイアの中が熱くなり、締め上げられる。
「んっ………く……っ」
(キツい……な…)
ゼロの額からも汗が流れ
レイアの柔肌に飛沫を落としていく。
「……レイア…っ、すまない、そろそろ…っ」
律動の速度を増しながらゼロが絞り出すように告げる。
「あっ、ぁ……うん……っ、私も……イッちゃう………!」
目尻に涙を浮かべながら腕にすがりつくレイアがたまらなく可愛く思える。
「……んっ………」
「あっ、ぁ……っ……ダメ、あ、あぁっ……!」
二人のはめた指輪から光が溢れ出し
ゼロは快楽に震えるレイアを抱きかかえながら、己の欲を全て注ぎ込んでいった。
レイア side--------
真夜中すぎ。
レイアはふと目を覚ました。
最小限に絞られた明かりの中
寝返りを打つと、隣にはゼロが眠っている。
浅黒い肌に首筋の紋様
黒髪に一房の金髪
少し怖そうな印象ではあるが、やはり寝顔はあどけない。
レイアが金の一房をすくってかき上げた。
あらわになった額に、そっと口づける。
次の迎えが来るまで。
そう心に言い聞かせながら
レイアはゼロの手に指を絡め
再び瞳をゆっくり閉じた。