第3章 1st Night【ランスロット・キングスレー】※R-18

レイア side--------


「あぁっ……あ…ぁ……んんっ…！！」


後ろから貫かれ、最奥に触れる度に
甘い痺れが広がっていく。


蜜壺を何度も貫かれるその刺激が、やはりヨナのそれとは違う。

感覚的に無意識に比べている自分のはしたなさに、レイアは絶望する。

それでも快楽の高まりは変わらない。


「ランスロット様ぁ……っ！…あぁっ……！」

ランスロットがどんな表情で自分を貫いているのか
どんな思いでいるのか
それを窺い知ることはできなかった。



何度も貫くランスロット自身と
自分の嬌声に混じって微かに響く乱れた吐息が

レイアが感じられる全てだった。



「……そんなに、啼いて……気持ちがいいのか」

乱れた呼吸のままランスロットが静かに問う。

「……ぁ…は、い……っ…んんっ……！」

突かれながら、なんとか答える。


「………朝まで、俺だけを感じていろ」

そう告げられてすぐに、律動が早まる。


「ああぁっ……！！や…だめ……ぁ……イク……っ」

レイアの掴んでいたシーツのしわが深まり、ビクンと身体が震える。

「何度でも果てろ……気の済むまでな」


休む暇すら与えずにランスロット自身が再び攻め立てる。



「……あぁっ……はぁっ、はぁっ…ぁ……」


レイアの中で質量を増していくランスロット自身が、蜜壺を壊さんばかりに貫いていく。


「んぁ……っ…ダメ、です……ぁ…もう……あぁっ！」


レイアの視界の端で、指に嵌められた魔宝石が淡い光を放ちだした。



「……いくぞ…っ」


次の瞬間

青白い光に包まれて、レイアの中に熱くたぎったものが注がれていった。

レイアの身体の奥へしみこんでいく。




「……はぁっ……はぁっ……ぁ……っ」




倒れこみ、レイアはそこで初めて視界の隅にランスロットの姿を捉えた。


息を乱し、汗ばんだランスロットは
目を細め、僅かに口角を上げていた。


普段の彼からは想像もつかないような余裕のない表情で
精一杯の笑みをたたえていた。


（ランスロット様……）


今、彼に触れてはいけない…本能的にそう悟った。


寸前のところで踏みとどまるランスロットを目に焼きつけ、レイアはそのまま目を閉じた。