第9章 9~#name3#目線~
え........嘘やん
だって、半泣きやん、アサネ。
「ちょっどーしたん!?」
つい声を上げてしまう。
アサネは黙ったまま目元を拭った。
「........目にゴミ入っただけやって!心配症やなぁーもー」
アサネは笑う。
まぁ人には知られたくない事かもやし。
そう思い、ならええけどと言って漫画を開いた。
「........っ」
「!?」
え
ちょ、待て
アサネが抱き着いてる?
だって、何で?
え、だって、女子か泣いてて自分に抱き着いてて慰めたら、嫌そ〜な顔すんのに....?
「....好き」