第2章 2~#name4#目線~
ハァと溜め息を吐き、メモ帳にユミちゃんの似顔絵を描いてみる。
........似てない。
せめてユミちゃんがバイだったら良いのにな........
そんなの無い物ねだりだって解っている。
だが、恋愛にうとくろくに好きな人を作っていなかった自分では、どーしよーも出来ない。
ユミちゃんは........アンディが好きなんだろうし。
女子同士の関係なんて、男子1人で壊れるんだから........
「ユミここ違う」
「あ?わかんねーよw」
後ろで、2人の楽しそうな声がする。
止めて、聞きたく無い。
アンディなんか........そんな格好いい訳でもないのに........
まぁ、ユミちゃんは顔で決める様なコじゃないしな........
目頭が、熱くなった。