第2章 今の私。
小さなベッドの中で
すやすやと眠る可愛い私の息子
汚れを知らないこの子を
本当に育て上げられるのか
不安になる時もある
「ゆい? どうした?」
けど、きっと出来るよね
昔の私じゃない、いまの私なら
きっと大丈夫なはず
「んーん、なんでもないよ!」
「なんかあるよね、教えて?」
「ぜんぶ亮のおかげだね」
「なんの話?」
首を傾げながら手を握ってくれる
あなたのおかげで私は変われた
昔も今もずっと私のそばにいてくれる
「私を好きになってくれて
本当にありがとう」
「一目惚れだよ、ゆいが
可愛くて独り占めしたくなった」
「亮のおかげで私幸せだよ?」
「俺も幸せだよ」