第7章 全てを持って生まれた男の子
《個性婚》
自身の個性をより強化して継がせる為だけに配偶者を選び結婚を強いる
倫理観の欠落した前時代的発想
轟「実績と金だけはある男だ…親父は母の親族を丸め込み母の“個性”を手に入れた。俺をオールマイト以上のヒーローに育て上げることで自身の欲求を満たそうってこった。うっとうしい…!そんなクズの道具にはならねえ。記憶の中の母はいつも泣いている…。「お前の左側が醜い」と母は俺に煮え湯を浴びせた」
緑谷「…!」
『(……っ)』
轟「ざっと話したが俺がお前に突っかかんのは見返す為だ。クソ親父の個性なんざなくたって…いや…使わず“一番になる”ことで奴を完全否定する」
爆豪「………」
『……』
緑谷「………」
轟「……言えねえなら別にいい。お前がオールマイトの何であろうと俺は右だけでお前の上に行く。時間取らせたな」
緑谷「……僕は…ずうっと助けられてきた。さっきだってそうだ…僕は…誰かに救けられてここにいる」
『(デクくん…)』
緑谷「オールマイト…彼のようになりたい…その為には1番になるくらい強くなきゃいけない。君に比べたら些細な動機かもしれない…。でも僕だって負けらんない。僕を救けてくれた人たちに応える為にも…!さっき受けた宣戦布告、改めて僕からも…僕も君に勝つ!」
爆豪「………」
2人はいなくなった
『……』
は爆豪の腕をポンポン叩いた
爆豪「あ?」
『んー』
爆豪「!!」
爆豪はから勢い良く離れた
『ふー、苦しかった〜』
爆豪「………」
『何で固まってるの…?』
爆豪「うるせえ!!!!固まってねぇ!!!」
『顔真っ赤だよ…?』
爆豪「赤くねえ!!」
『あはは…』
爆豪「……悪かったよ」
『え?』
爆豪「何でもねえよ!!」
爆豪は走ってその場からいなくなった
『…ホントはいい人…なのかな?』
爆豪「(柔らかかった……クソ……)じゃねぇだろおおおお!!」
切島「お!見つけた!どうした!荒れてんな!」