第7章 全てを持って生まれた男の子
プレゼント・マイク《残り1分を切って現在、轟ハチマキ4本所持!!ガン逃げヤロー緑谷から1位の座をもぎ取ったあ!!上位4チームこのまま出揃っちまうか!?》
爆豪は物間に取られたハチマキを奪還すべく向かっていく
個性に邪魔されながらも物間から2本のハチマキを奪い取った
プレゼント・マイク《爆豪チーム2本奪取で3位に!!この終盤で順位が変わりゆく!!若気の至りだあ!!》
瀬呂「飛ぶときは言えってば!!」
切島「でもこれで通過は確実…」
爆豪「まだだ!!」
瀬呂「はぁ!?」
爆豪「完膚なきまでの1位なんだよ取るのは!!さっきの俺単騎じゃ踏ん張りが効かねえ、行け!!俺らのポイントも取り返して1000万へ行く!!!」
爆豪の騎馬はスピードアップ
瀬呂と芦戸のコンビネーションで物間からハチマキを奪い取った
プレゼント・マイク《爆豪!!容赦なし――!!!やるなら徹底!彼アレだな完璧主義だな!!さぁさぁ時間もまうわずか!!》
緑谷の圧に思わず左腕を出した
しかしすぐに炎は消えた
その隙に緑谷は轟の首にかかっているハチマキに手を伸ばし、奪い取った
緑谷「とった!!とったあああ!!」
プレゼント・マイク《残り17秒!こちらも怒りの奪還!!》
しかし手にあるのは70ポイントのハチマキ
プレゼント・マイク《そろそろ時間だ。カウントいくぜ!エヴィバディセイヘイ!10!9、8、7、6、5、4、3、2、1…タイムアップ!!》
『終わった――……』
プレゼント・マイク《早速上位4チーム見てみよか!!1位轟チーム!!2位爆豪チーム!!3位鉄て…アレェ!?オイ!!心操チーム!?いつの間に逆転してたんだよオイオイ!!》
麗日「デクくん」
緑谷「あの…ごめん…本当に……」
発目と麗日が常闇を指差した
緑谷「!?」
常闇「お前の初撃から轟は明らかな動揺を見せた。1000万を取るのが本意だったろうが…そう上手くはいかないな」
緑谷「!?」
常闇「それでも1本、警戒の薄くなっていた持ちポイントを頂いておいた」
ダークシャドウの口にはハチマキが咥えられていた
常闇「緑谷お前が追い込み生み出した轟の隙だ」
プレゼント・マイク《4位緑谷チーム!!以上4組が最終種目へ…進出だああ――――!!》
『やったーーーー!!!』