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赤い【目】を持つ少女/ヒロアカ長編

第19章 てめェの“個性”の話だ




目良《今、私が述べた“これから”に対応するには、より“質の高い”ヒーローがなるべく“多く”欲しい。1次はいわゆる“おとす試験”でしたが、選んだ100名はなるべく育てていきたいのです。

そういうわけで全員を最後まで見ました。結果、決して見込みがないわけでなく、むしろ至らぬ点を修正すれば合格者以上の実力者になる者ばかりです》

『(そっか…だから不合格になっても退場させずに続行させたんだ…)』

目良《学業との並行でかなり忙しくなるとは思います。次回4月の試験で再挑戦しても構いませんが――――…》

爆豪「当然!!」

夜嵐「お願いします!!」

轟「………」


緑谷「やったね轟くん!」

峰田「やめとけよ、な?取らんでいいよ、楽に行こ?」


轟「すぐ……追いつく」


こうして仮免試験は終了した


『長かった……気がする……』

轟「」

『……焦凍くん。お疲れ』

轟「あぁ……怒ってる…のか?」

『別に?怒ってないよ』

轟「……わりィ…」

『……冷静に、ちゃんと周り見て、判断してれば受かってた』

轟「………」

は軽く轟の頬をペチッと軽く叩いた

『ちゃーんと、次のチャンスで合格しなきゃね』

轟「…あぁ。もちろん」

夜嵐「おーい!!」

蛙吹「あら士傑」

夜嵐「轟!!また講習で会うな!!けどな!正直まだ好かん!!先に謝っとく!!ごめん!!」

切島「どんな気遣いだよ」

轟「こっちも善処する」

青山「……すィ☆彼は――大胆というか繊細というか…どっちも持ってる人なんだね☆」

『ふふっ、そうだね』

切島「あ、そうだ、採点内容のプリント見せてくれよ、何点だった?」

『90点だよ』

切島「高っ!」


―――――


みんな寮に戻りリビングでくつろいでいた

耳郎「明日から普通の授業だねえ」

砂藤「色々ありすぎたな」

常闇「一生忘れられない夏休みだった…」

切島「メール?」

緑谷「うん!」

尾白「チョコ食べるか?」

『あ、ありがと!』


爆豪「おい!」

緑谷「!」

爆豪「後で表出ろ。てめェの“個性”の話だ」

『………!』


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