第18章 THE試験
『私の個性は風。だから、少しの力で空中に留まれるようなものがあればいいと思ったんだけど……ないかな?』
発目「いいですねえ!それならこういうのはどうですか!?」
―――――
そんなこんなで四日後―――…
体育館γ(TDL)トレーニング真っ最中
エクトプラズム「少シコスチュームガ変ワッタナ」
『はい、改良してきました』
エクトプラズム「デハ、試シテミロ」
『はいっ!』
周りに熱風が広がる
エクトプラズム「(風丿量ガ増シタカ…?)」
蜃気楼での分身が周りに現れる
そして頭上から風で圧を掛けた
エクトプラズム「!!」
『ブレイズショット!』
風の弾はエクトプラズムの服を何箇所か穴を開けた
は風を解除し地面に戻った
エクトプラズム「素晴ラシイ。前回トハ全ク丿別物ダ」
『ありがとうございます。小さい力で大きな力を出したり、空中に留まれたりすれば、もっと戦えるかなって思って…』
エクトプラズム「イイ発想ダ。デハコノ技丿他ニモ色々ト技ヲ試シテミヨウ」
『はい!』
ブラドキング「そこまでだA組!!!今日は午後から我々かここを使わせてもらう予定だ!」
緑谷「B組」
上鳴「タイミング!」
ブラドキング「イレイザー、さっさと退くがいい」
相澤「まだ10分弱ある。時間の使い方がなってないな」
物間「ねえ知ってる!?仮免試験て半数が落ちるんだって!キミら全員落ちてよ!!」
「「「(ストレートに感情ぶつけてくる)」」」
上鳴「つか物間のコスチュームあれなの?」
拳藤「「“コピー”だから変に奇をてらう必要はないのさ」って言ってた」
上鳴「てらってねえつもりか」
常闇「しかし…もっともだ。同じ試験である以上俺達は蠱毒…潰し合う運命にある」
相澤「だからA組とB組は別会場で申し込みしてあるぞ」
物間「………」
ブラドキング「ヒーロー資格試験は毎年6月・9月に全国3ヶ所で一律に行われる。同行生徒での潰し合いを避ける為、どの学校でも時期や場所を分けて受験させるのがセオリーになってる」
物間「ホッ……直接手を下せないのが残念だ!!」
切島「ホッつったな」
上鳴「病名のある精神状態なんじゃないかな」
『ホントあいつ嫌い~…!』