第10章 :Reインゲニウム
轟「なりてえもんちゃんと見ろ!!」
『ブレイズ……ショット…!!』
かなり近接して撃ったが避けられる
避けたところに轟が攻撃
しかしそれも避けられる
「氷に…炎」
轟「(っ…んで避けられんだよコレが!)」
「言われたことはないか?個性にかまけ挙動が大雑把だと」
ヒーロー殺しの刀が轟の懐に入る
轟「化けモンが…」
『焦凍くん!!』
轟「!」
は焦凍を庇おうと抱きついた
「チィ…」
飯田「レシプロ……バースト!!」
飯田の攻撃で刀が折れた
そしてそのままヒーロー殺しを攻撃し遠ざけた
緑谷「飯田くん!!!」
『飯田くん…』
轟「解けたか。意外と大したことねぇ個性だな」
飯田「轟くんも緑谷くんもくんも関係ない事で…申し訳ない……」
緑谷「またそんな事を…」
飯田「だからもう3人にこれ以上血を流させるわけにはいかない」
「感化されとりつくおうとも無駄だ。人間の本質はそう易々と変わらない。お前は私欲を優先させる贋物にしかならない!ヒーローを歪ませる社会のガンだ。誰かが正さねばならないんだ」
轟「時代錯誤の原理主義だ。飯田、人殺しの理屈に耳貸すな」
飯田「いや、言う通りさ。僕にヒーローを名乗る資格など…ない」
『!』
飯田「それでも…折れるわけにはいかない…俺が折れればインゲニウムは死んでしまう」
「論外」
轟は炎でヒーロー殺しを攻撃
も風を起こして炎を倍増させた
「馬鹿っ…!!ヒーロー殺しの狙いは俺とその白アーマーだろ!応戦するより逃げた方がいいって!!」
轟「そんな隙を与えてくれそうにないんですよ」
『さっきから明らかに様相が変わって…あっちも焦ってる…』
飯田「轟くん、温度の調整は可能なのか!?」
轟「左はまだ慣れねえ、何でだ!?」
飯田「俺の脚を凍らせてくれ!排気筒は塞がずにな!」
「邪魔だ」
ヒーロー殺しがナイフを投げる
『うぅ…っ!!』
の腕にナイフが刺さる
轟「!」
「お前も止まれ」
飯田の腕にナイフが刺さる
轟「飯……」
飯田「いいから早く!!」