第9章 蠢く
緑谷「血を摂り入れて動きを奪う…僕だけ先に解けたってことは考えられるのは3パターン。人数が多くなる程効果が薄くなるか、摂取量か…血液型によって効果に差異が生じるか…」
「血液型…俺はBだ」
飯田「僕はA……」
『私はO…ちょっとだけ…動けるようになったかも…』
「血液型…ハァ、正解だ」
緑谷「わかったとこでどうにもなんないけど…」
轟「さっさと3人担いで撤退してえとこだが…氷も炎も避けられる程の反応速度だ。そんな隙見せらんねえ」
緑谷「プロが来るまで近接を避けつつ粘るのが最善だと思う。轟くんは血を流しすぎてる。僕が奴の気を引きつけるから後方支援を!」
轟「相当危ねえ橋だが…そだな。2人で守るぞ」
『3人…ね……』
緑谷「さん!」
『だいぶ動けるようになったから…私にも…守らせて』
轟「…」
緑谷「無茶だよさん…!」
『大丈夫。…守りたいの』
緑谷「!」
「3対1か……甘くはないな」
緑谷はヒーロー殺しへ向かった
しかしヒーロー殺しはさっきとは変わり、スピードも覇気も大違いだった
緑谷「ぎゃ!!」
飯田「止めてくれ……もう……僕は……」
轟「やめて欲しけりゃ立て!!!」
緑谷は血を舐められ行動不能に
轟は氷を張るが斬られる
敵は目の前に
はヒーロー殺しに向かって構えた
轟「なりてえもんちゃんと見ろ!!!」