第11章 どうしてこんなことになったのだろう……?
あのあと、美月ちゃんと博臣先輩とで一悶着あったがいくら美月ちゃんが言っても分からず屋だった博臣先輩に美月ちゃんは呆れて一足先に帰って行った。
その時に美月ちゃんに耳元で言われた言葉を自分の家に帰ってから思い返していた。
「変態兄貴には気を付けなさい、か……」
気を付けろって言われてもなぁ……
あんなのどう気を付けろっていうのだろうか……?
「はぁ……妹大好きな変態に、眼鏡女子が大好きな変態……これから先、私どうしたら……」
そんなことを思いながら眠りについた。