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私は変態な貴方に愛されたくはないっ‼︎(完)

第8章 勢いで呼んじゃった……⁉︎


「華菜に"お兄ちゃん"って呼ばれるのも良いと思っていたが"変態"って呼ばれるのも悪くはないな」
「なに気持ち悪いこと言ってるんですか、貴方はっ‼︎」
「俺のどこが気持ち悪いんだ、華菜」
「全てですよ、変態っ‼︎」
「春野さん、ダメだってそれ、逆効果だからっ‼︎」
「じゃあ、あの人をなんと呼べばいいんですかっ‼︎」

私があたふたしながら神原秋人に問うと博臣から言葉が返ってきた。

「"博臣お兄ちゃん"で頼む」
「嫌だって言ってるじゃないですか⁉︎ 何で私が貴方を"博臣お兄ちゃん"なんて呼ばなきゃいけないんですか、絶対イヤです、呼びませんっ‼︎」

そう言った私の目の前で博臣は顔を赤くして嬉しそうにしていた。
私はその表情に疑問をもったのだが……

「春野さん、言っちゃったね」
「え……?」

私は神原秋人に肩をポンッと叩かれながらそう言われた。
数秒の間、私は何を言われているのか理解出来なかったが私はハッとした。

「し、しまった……今、私勢いであの人を"お兄ちゃん"って言っちゃった〜⁉︎」

それに気づいた時には時既に遅し状態だった……。

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