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私は変態な貴方に愛されたくはないっ‼︎(完)

第7章 私がリアルに妹だったから…?


私は部室を飛び出し廊下を走っていた。
すると、私は誰かにぶつかった。

「うわっ⁉︎」
「ちょっ、危ないっ⁉︎」

私はぶつかった拍子に後ろに倒れそうになったが、誰かに腕を掴まれ、私は倒れずに済んだ。

「あ、ありがとうございます……」

私は助けてくれた人にお礼を言って顔を上げた。
すると、そこにいたのは……

「あれ、春野さんじゃん。 部活はどうしたの?」
「げっ……神原秋人……⁉︎」
「なに、そのあからさまに嫌そうな顔はっ‼︎」
「いえ……。 というか、一つ聞きたいんですけど……」
「ん? なに?」
「あの変態さんに私の名前を教えたのって貴方ですか……?」

神原秋人にそう尋ねた。

「変態……?」

神原秋人は誰のことかわからないみたいだった。
まぁ、確かに"変態"で通じたりはしないか……。

「……博臣さんのことですよ……」
「あぁ、博臣のことか……」
「そうです。 で、貴方が私の名前をあの人に教えたのですか?」
「いや、教えてないけど……何で?」
「……」

神原秋人からのその言葉を聞いて私はゾッとした。
まさか、本当に調べたの……?

「なに、どうしたの……そんな青ざめた顔して?」
「あの人……怖い……」
「え……?」
「あの人、どうやって私の名前を調べたんだろう……」

私がそう呟くと神原秋人は「あぁ……なるほど……」と言って私の顔を見た。

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